黒ナンバー取得の要件を今回は解説します
軽自動車を使用して配達などの事業をする場合に黒ナンバーが必要になります。
今回は黒ナンバーを取得するための要件を解説します。
下の方にその後の流れやまとめも記載していますのでぜひ最後までご覧ください!
黒ナンバー取得の要件
黒ナンバー取得の要件①:軽貨物車を1台以上用意する
車検証での用途が「貨物」となっている(いわゆる4ナンバー)
軽トラックや軽バンなどの軽貨物車を1台以上確保し事業を運営する必要があります。
黒ナンバー取得の要件②:営業所・休憩施設・車庫を用意する
営業所・休憩施設・車庫を用意する必要があります。
自宅内に営業所と・休憩施設を設置することも可能です。
なお、車庫は営業所から半径2km以内に設置しなければなりません。
一般的な大きさ(2.5m×5m)あれば十分です。
これらは自己所有でなく賃貸でも大丈夫です!
黒ナンバー取得の要件③:運送約款を作る
運送約款とは、通運事業者の責任に関する事項が明確に定められた文章のことです。
この運送約款がないと事業を始めることができません。
運送約款は国土交通省があらかじめ用意したものがあるので、それを使用するのが一般的です。
黒ナンバー取得の要件④:運行管理体制を整える
自動車や運転手の管理をする管理人が必要になります。
こちらは事業を行う本人が管理者でも大丈夫です!
黒ナンバー取得の要件⑤:損害賠償能力がある
自賠責保険・任意保険へ加入し、賠償能力が必要となります。
要件が揃った後の流れ
要件が揃えば、各都道府県の運輸支局と管轄の軽自動車検査協会へ以下の書類を提出します。
【運輸支局に提出する書類】
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 事業用自動車等連絡書
- 貨物軽自動車運送事業運賃設定届出書
- 運賃料金表
- 車検証のコピー
その後、軽自動車検査協会に行き、運輸支局で経由印という印鑑を押してもらった「事業用自動車等連絡書」を提出します。
【軽自動車検査協会に提出する書類】
- 事業用自動車等連絡書
- 車検証原本
- ナンバープレート
以上の工程が済めば車検証と黒ナンバーのプレートが発行されるので、車両に取りつけたら無事にお仕事をはじめることができます。
黒ナンバー取得の要件:まとめ
要件をまとめると以下のようになります。
- 軽貨物車を1台以上用意する
- 営業所・休憩施設・車庫を用意する(自宅OK!)
- 運送約款を作る
- 管理者を選定する(本人でもOK!)
- 自賠責保険・任意保険へ加入
これらを確認していただき、書類作成・申請し発行された黒ナンバーを取り付ければ事業開始となります。
これらの時間がとりにくい方やめんどくさいと感じる方はぜひ行政書士にご相談ください。
また、行政書士に依頼いただければ最短1日で取得することが可能です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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