企業や個人事業主が行政手続きをオンラインで行う場面が増えた今、
「GビズID(ジービズアイディー)」は必須とも言えるアカウントになりました。
本記事では、
GビズIDの種類、取得方法、メリット・デメリット、よくある活用事例まで
行政手続きに精通している方でもすぐ理解できるよう、分かりやすく解説します。
GビズIDとは?
GビズIDとは、政府が提供する法人・個人事業主向けの共通ログインアカウントです。
1つ取得するだけで、複数の行政サービスにログインできる“共通ID”として利用できます。
▶ 主な特徴
- 行政サービスの 共通アカウント
- ログインID・パスワードの管理が一元化
- 企業情報の入力が何度も不要になる
- 補助金申請や社会保険手続きなどに活用
■ GビズIDの種類(3種類)
| 種類 | 利用範囲 | 代表的な用途 |
|---|---|---|
| gBizIDプライム | 最も範囲が広い | 補助金申請(Jグランツ)・入札など |
| gBizIDエントリー | 軽いログイン用途 | 簡単なサービスで使用 |
| gBizIDメンバー | 社内用サブアカウント | 社員権限管理 |
最も使われるのは gBizIDプライム で、補助金申請やオンラインの許可申請(建設業など)は必須となっています。
■ gBizIDプライムの取得方法
▼ ① 公式サイトから申請
GビズID公式ページで情報を入力し、申請書をダウンロードします。
▼ ② 印鑑証明書と本人確認書類を準備
- 法人:印鑑証明書(発行から3か月以内)
- 個人事業主:印鑑登録証明書 or 本人確認書類
▼ ③ 申請書を印刷し、署名して郵送
※ 完全オンラインでは完結しません。
▼ ④ 審査完了後、メールでID発行
通常 1〜2週間程度
繁忙期は遅れることもあり注意が必要。
■ GビズIDを取得するメリット
◎ 行政手続きが大幅に効率化
一度ログインすれば、複数のサービスを横断して利用可能。
◎ 補助金申請が簡単になる
Jグランツ(補助金申請システム)利用には必須。
◎ 入札・経産省手続きにも利用
企業として事業を行うなら、取得しておいて損はありません。
◎ 無料で取得可能
ランニングコストも一切なし。
■ デメリット・注意点
▲ 取得に時間がかかる(1〜2週間)
補助金公募開始後に慌てて申請すると、間に合わないケースが多いです。
▲ プライムは代理取得ができない
原則として、代表者本人が署名・手続きしなければなりません。
▲ パスワード管理の重要性が高い
紛失すると手続きが遅延。企業内部での権限設定も要注意。
■ GビズIDの活用事例
● 補助金申請(Jグランツ)
ものづくり補助金/事業再構築補助金など、多くの補助金申請に必須。
● 社会保険・労働保険の電子申請
e-Govと連携して利用。
● 建設業許可・経営事項審査(電子申請)
自治体の電子申請対応の場合に利用。
● 省庁のオンライン手続き
経済産業省系の申請や入札で活用できます。
■ よくある質問(FAQ)
Q. エントリーIDだけで補助金申請できますか?
できません。プライムが必須です。
Q. IDの発行はどれくらいかかりますか?
通常 1〜2週間 程度ですが、繁忙期は3週間以上かかることもあります。
Q. 個人事業主でも取得できますか?
はい。個人事業主もプライムIDを取得可能です。
■ まとめ
GビズIDは、補助金申請や行政手続きをオンラインで進めるための
“必須アカウント” と言っても過言ではありません。
特に gBizIDプライム は取得に日数がかかるため、
早めの取得が非常に重要です。
行政手続きの効率化、補助金申請の準備として、
ぜひ本記事を参考にGビズIDを取得してみてください。
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